家庭菜園をやっていて収穫の時期になると、採れ過ぎて困ることがよくある。インゲンや調理用トマトなどは冷凍保存もできるのでよいが、キュウリの採れ過ぎにはホトホト困ってしまう。

じゃあ少なく植えればいいんじゃないの?って思われるかもしれないが、キュウリは苗を2本植えただけで、去年はシーズン合計でおよそ400本採れた。苗を1本だけにしようかと毎年迷うけれど、1本しか植えないでその1本が根切り虫などの被害に遭うと、その年はキュウリを諦めることになってしまうので、今年もまた2本植えた。

キュウリは毎日数本採れる。多い日には10本採れることもある。お蔭でキュウリ料理のレパートリーは増えた。キュウリの糠漬け、キュウリのキムチ漬け、キュウリのわさび漬け、竹輪キュウリ、キュウリとわかめとシラスの酢の物、キュウリとキャベツとミョウガと大葉の塩もみ、サラダに入れるなどなど・・・・

しかし、一日に夫婦ふたりで消費できるキュウリの量など、たかが知れているのだ。頑張っても2~3本かなぁ。いや3本は結構きつい。

ネットで調べると、キュウリを輪切りにして軽く塩をしたり、酢を入れたりして冷凍する方法が出ていたのでやってみたことがあるが、これは・・・・美味しくなかった。

おすそ分けという手もあるが、近所の人はみんなキュウリを作っていて、ほとんどの家では、うちと同じように採れ過ぎて困っているから、なかなかそれも難しい。

そんなとき遠方に住む古くからの友人が、良い方法を教えてくれた。キュウリの佃煮だ。輪切りにして塩もみし硬く絞ったキュウリを、醤油、酢、みりん、砂糖、生姜、鷹の爪で煮る。そして後から塩昆布と白ごまを混ぜて出来上がり。1kgのキュウリがいっぺんに消費できる。この佃煮は、冷凍しても全く味が変わらないから保存も効くし、人にあげてもとても喜ばれて、レシピを聞かれることが多い。

しかーーし、佃煮もそんなにたくさんは冷凍保存できない。冷凍庫がいっぱいになってしまうし、保存したって食べきれないしね。

ということで、まだまだキュウリが採れてしまううううううう。助けて~~~。なんて思うんだけど、9月の初め頃になって、いよいよキュウリが採れなくなってしまうと、なぜかとっても寂しくなるんだなぁーーー。



だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

キュウリの佃煮を作ってみたい方へ
詳しい作り方はこちら
  ↓
キュウリの佃煮のレシピ

*材料

1. キュウリ・・・・・・1㎏
2. 塩昆布・・・・・・・25~30g
3. いりごま・・・・・・好みで少量(10~15g)
4. 生姜(千切り)・1パック分(60~70g)
5. 鷹の爪・・・・・・・少々(小2本)
   ※ ピリ辛が苦手ならなしでもよい
6. 調味料
  醤油・・・・・・50cc
   酢・・・・・・・70cc
  みりん・・・・・20cc
  砂糖・・・・・・30g


*作り方
1.キュウリを薄く輪切りにし、重量の2%の塩(つまり20g)で塩もみして寝かせておく。(1~2時間でいいと思う。)

2.1のキュウリをざっと水洗いして 水切りし、しっかり絞る。布巾などでこれ以上絞れないくらいギリギリ絞る。(これがポイントだそうです。)

3.材料6の調味料を煮立たせ、沸騰したら2のキュウリと千切りの生姜、うすい輪切りにした鷹の爪を入れ、強火で汁気がなくなるまでかき混ぜながら煮る。弱火だとキュウリのパリパリ感がなくなる。

4.3をしっかり冷ましてから、塩昆布、いりごまを入れて出来上がり。
冷蔵庫でもかなり持つが、小分けして冷凍すると3か月たっても大丈夫。


*1㎏のキュウリが本当に少なくなるし、大きくなりすぎたオバケキュウリの種をとったものがかえって歯ごたえがあって美味しいです。