テレビの健康番組を見ていると、「こんな簡単な体操や筋トレでこんなにスゴイ効果があります。」というものをいろいろと教えてくれる。「へえ、そうなんだ。絶対やろうっと。」とその時は思うのだが、それがなかなか続かない。

簡単で短時間で出来るものでもなかなか続かない。年取って足腰が弱るとたくさんの不具合が出て来るから、筋トレをした方がいいと言われても、現在それ程困っていることがないと忘れてしまうのだ。それにいつでも出来る簡単なものと言われると、あとでやればいいやということになって、結局やらずに終わってしまう。

そんなわけでなかなか続かなかった「片脚立ち」と「かかと落とし」と「スクワット」をなんとかして毎日出来る方法を考えた。

まず「片脚立ち」だが、これは歯を磨くときにやることにした。片脚1分ずつ両足を何度かやる。バランス感覚も良くなるし、体感も鍛えられるし、骨にもいいらしい。

それから「かかと落とし」は、顔を洗った後、化粧水を付け顔が乾くまでの間にやることにした。乾かないとBBクリームが塗れないから、この時間潰しに最適なのだ。これで骨が丈夫になるし、骨ホルモンとかいうのが出て体中によい効果をいろいろともたらしてくれるらしい。

そして「スクワット」は、洗濯物を干すときに行う。まず洗い上がった洗濯物を入れたカゴを床に置く。そしてそれをスクワットしながら取り出して干す。膝が爪先より前に出ないように気を付けながら見えないイスに腰かけるようなつもりで膝を曲げる。特に太ももの前側の筋肉や腹筋が鍛えられて良いらしい。

こういうことをやっているというのを身近な友人などに知られることはちょっと恥ずかしい。でも、自分としてはいいアイデアだなあと思っていて、2カ月くらい続いている。最近はスクワットなど全然辛くも何ともなくなってきたので、少しは筋肉が付いてきたのではないかと思う。

私は洗面所の鏡の隣に、「片脚立ち」「かかと落とし」「スクワット」と書いた名刺ほどの紙を貼ってある。こうすれば、歯磨きするときも洗顔のときも洗濯の後も忘れることはない。

こうしてちょっと工夫するだけで運動が辛くなく継続できるようになった。満足満足。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。