だんだん良くなっていく


言葉には言霊と言って力があるそうです。
毎日こう言っていれば、そのうち本当にそうなるんじゃないかな?

畑、庭

山椒の葉の佃煮

庭の隅に山椒の木が植えてある。実家を取り壊し更地にした時に、そこに植えてあった様々な植物を今の家の庭に持ってきて植えた。それらはみな母が買って植えたもので、なるべく私の手元で引き続き育てたいと思ったのだった。

しかし、ここは寒冷地なので、残念なことに冬を越せずに枯らしてしまったものもいくつかある。

山椒の木は冬は地上部が全部枯れたようになってしまうので心配だったが、春になるときれいな葉が芽吹く。昨日はその若くて黄緑色のまだ柔らかい葉を25gほど摘んで佃煮を作った。

まず茹でてアクをとりザクザクッと切った後、砂糖、みりん、醤油で味付けしフライパンで炒る。鰹節を混ぜて火を消した後、白ごまを混ぜる。

ほんの少ししかできないけれども、ちょっとだけ刺激的な春の味という感じなので少しでいいのだ。

こんなものを自分で作って食べるようになるとは、田舎に来るまで夢にも思わなかった。こういうものを季節ごとにいろいろ作って味わうのも小さな幸せだ。



だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

長ネギ

去年、この記事に書いたが、今年もたくさん植える予定だ。

いつもは苗を買ってきて植えているのだけれど、この苗というのは鉛筆位の太さにまで育ったものだ。種を蒔いてから40~50日でこれくらいの太さになるのだと思う。(たぶん)今年は種を買ってきて苗作りから始めてみた。

しかーーし・・・まだ細いんですよね・・・(鉛筆どころか鉛筆の芯くらいの細さ)

例年は4月下旬に植え付けて、だいたい10月頃から食べ始める。12月下旬には寒さで土が凍り掘れなくなるので、その時期が近づくといっぱい掘って斜め切りにして冷凍する。こうすれば鍋や汁物に入れて冬の間いつでも食べられるのだ。冬の間は地上部が枯れたようになってしまうし土が凍って掘れないため食べられないが、春になるとまた元気になるので3月の下旬から4月上旬にはまた少し食べられる。ただ4月も中旬を過ぎるとネギ坊主が出来てネギは固くなりまずくなるので、たくさんのネギを冬越しするのは良くない。

今年はいつ頃植え付けが出来るだろうか。鉛筆位の太さになるのは・・・・5月下旬か?

そうなると食べ始めるのが11月になってしまう。冷凍でないネギを食べられる期間が短くなってしまう。

っということで、買ってきましたよ。長ネギ苗(今年は50本だけね。)。いつも通りの時期に買ってきた50本を植えて、あとは時間差で5月末に自分で育てた苗を植えることにした。

今日もどうでもいい話だったと思うけれど、私は毎日こういう日々の小さなことを丁寧に考えながらやっていく今の生活が結構好きかもしれない。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

好みが変わる

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庭の白いコブシの花がきれいに咲いた。昨日の強い風でだいぶ花弁が落ちてしまったけれど、まだまだ花は残っている。

うちの庭の木や草花はそういえば白とブルーの花が多い。田舎に引っ越してから2~3年の間に植えたものが多いのだが、その頃は白い花とブルーの花がとても好きだった。

今でも嫌いではない。特に白い花は咲いたばかりのものを近くで見ると、胸がキュンとなるくらい美しい。でも・・・・遠くから見た庭全体の印象はというと、ちょっと寂しい感じがするように最近は思う。


散歩途中に大きなコブシの木がある。これは幹がグレー(ちょっと白っぽい)でピンクの花が咲く。今まさに満開で、散歩の途中で見上げたら、青空をバックに満開のピンクがとてもキレイだった。

「うちもピンクを植えればよかったな。」っとちょっと思ってしまった。



昔は黄色い花があまり好きではなかった。しかし最近は水仙や山吹などの黄色はとても好きになった。

花の色の好みというのも変わるものだなあ・・と思う。こういうのも精神状態に関係するような気もする。今年はピンクの花を増やしたい。白、ブルー、ピンクならとてもいい感じだと思う。


だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

花の咲く時期の話

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今年もクロッカスが咲き始めた。
白に交じって縁が薄紫のも少し咲いている。

でもやっぱり・・・・濃い紫色のはまだ芽さえも出ていない。
やはり3色揃って咲くことはないのだろう。今年も時間差で咲くのだと思う。
(この件は、以前 ここに 書きました。)

そういえば、クレマチスも青と白の2株育てているが、同じジャックマニー系なのに花の咲く時期がずれる。

チューリップにしても同じようなことが毎年起こる。オレンジ色だけが早くに咲き、その花びらが散りそうになった頃、赤や黄色、白が咲き始める。オレンジ色は毎年フライングっぽいのである。

つまり同じ種類の花でも色が違ったりすると、花の咲く時期がズレることはよくあることなのかもしれない。

こういうことは初めて見た時は、ちょっとがっかりしたけれども、毎年そうだとなんだか今年もそうなんだろうなと受け止めるようになり、


「お! 今年もオレンジ君はフライングだね。」

などと言って眺めていると、オレンジ色のチューリップがとても可愛くなってくる。今年はまだまだチューリップの芽は顔を出したばかりで、花が咲くのはずっと先のことだが、元気なオレンジ色の花がとても待ち遠しい。



だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

ささやかな夢は叶わなかったけれど・・・

以前、秋にクロッカスの球根をホームセンターで買って庭に植えた。秋には春に咲く植物の球根がたくさん売られるが、私が買ったその球根のパッケージには紫、藤色、白などのクロッカスが混ざって溢れるようにきれいに咲き揃っているとても美しい写真が載っていた。

「わ~~、なんて可愛くて素敵なんだろう~。うちの庭でも春にこんな様子を見られるといいな。」

そう思って早速買ってきて植えた。



春が近づきクロッカスのツンツンした芽が出てきたとき、

「お!、いよいよだね。」

っと思いながら待っていると・・・・・・白い蕾が見えてきた。

「へえ、まずは白だね。」






そして、「次も白だね。」



「・・・・・また白かい?」

「・・・・・白」

「・・・・・なんでまた白?」

そんなこんなで、白がきれいに咲き揃った。白はとても綺麗だった。綺麗だったんだけど、



「・・・・・紫と藤色はどうした?」





そして数日が経ち、白がしぼみ始めた頃、

「あ、紫、きたぁーーーー。」


「次も紫ね。」

「当然紫。」

「また紫に決まってるよね。」


そんな感じで紫もまたきれいに咲き揃い、しぼんでいった。そして藤色も・・・
ね、同じですよ。


私のささやかな夢は、自分の家の庭で3色のクロッカスが交り合って競い合って咲くところを見ることだったが、夢は小さくても叶わないこともある。

でもね、その分長ーーーく花を楽しめたっていういいことはあったのだから
ま、いいかな。


今日庭に出て見たら、クロッカスの芽がほんの少しだけ顔を出していたので、この出来事を思い出した。

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こちらは以前撮ったもの。↑ 今年も綺麗に咲いてほしい。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

キュウリの話

家庭菜園をやっていて収穫の時期になると、採れ過ぎて困ることがよくある。インゲンや調理用トマトなどは冷凍保存もできるのでよいが、キュウリの採れ過ぎにはホトホト困ってしまう。

じゃあ少なく植えればいいんじゃないの?って思われるかもしれないが、キュウリは苗を2本植えただけで、去年はシーズン合計でおよそ400本採れた。苗を1本だけにしようかと毎年迷うけれど、1本しか植えないでその1本が根切り虫などの被害に遭うと、その年はキュウリを諦めることになってしまうので、今年もまた2本植えた。

キュウリは毎日数本採れる。多い日には10本採れることもある。お蔭でキュウリ料理のレパートリーは増えた。キュウリの糠漬け、キュウリのキムチ漬け、キュウリのわさび漬け、竹輪キュウリ、キュウリとわかめとシラスの酢の物、キュウリとキャベツとミョウガと大葉の塩もみ、サラダに入れるなどなど・・・・

しかし、一日に夫婦ふたりで消費できるキュウリの量など、たかが知れているのだ。頑張っても2~3本かなぁ。いや3本は結構きつい。

ネットで調べると、キュウリを輪切りにして軽く塩をしたり、酢を入れたりして冷凍する方法が出ていたのでやってみたことがあるが、これは・・・・美味しくなかった。

おすそ分けという手もあるが、近所の人はみんなキュウリを作っていて、ほとんどの家では、うちと同じように採れ過ぎて困っているから、なかなかそれも難しい。

そんなとき遠方に住む古くからの友人が、良い方法を教えてくれた。キュウリの佃煮だ。輪切りにして塩もみし硬く絞ったキュウリを、醤油、酢、みりん、砂糖、生姜、鷹の爪で煮る。そして後から塩昆布と白ごまを混ぜて出来上がり。1kgのキュウリがいっぺんに消費できる。この佃煮は、冷凍しても全く味が変わらないから保存も効くし、人にあげてもとても喜ばれて、レシピを聞かれることが多い。

しかーーし、佃煮もそんなにたくさんは冷凍保存できない。冷凍庫がいっぱいになってしまうし、保存したって食べきれないしね。

ということで、まだまだキュウリが採れてしまううううううう。助けて~~~。なんて思うんだけど、9月の初め頃になって、いよいよキュウリが採れなくなってしまうと、なぜかとっても寂しくなるんだなぁーーー。



だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

キュウリの佃煮を作ってみたい方へ
詳しい作り方はこちら
  ↓続きを読む

草むしりの極意

最近、都会から田舎へ移住する人が増えているようだけれども、私の住んでいる地域にもそういう人々が結構いる。そういう人たちと話をすると、「移住者あるある」のようなものがあって面白い。

まず移住してきたばかりの頃に、大抵の人がなるのが「バネ指」と「膝痛」である。特に7月ごろにこれで悩むようになる。私も移住してきた年にこれになった。先輩の移住者の人にこの話をしたら、その人もそうだったと言った。そしてまた別の移住者の人、またまた別の移住者の人もそう言っていた。

バネ指というとのは、簡単に言うと指の腱鞘炎とのこと。朝起きたときに親指が動かない。無理に動かすと、バネが入っているみたいに、ピーンと動く。最初なった時には、おかしくて笑ってしまった。なんだこれは???

都会から田舎へ越してきて広い土地を手に入れると嬉しくて、初めの頃は雑草を生やさないきれいなお庭にしようと思って、草むしりを頑張ってやってしまう。でも、今まで草むしりなんかそんなに一生懸命やったことが無かったから、力加減がわからないのだ。

そしてずーーっとしゃがんで移動しながら草をむしるので、膝にかなりの負担がかかり膝痛を発症するという流れだ。

まあ皆さん、その後は自分なりに工夫して、そうならないように努力しているようだ。

私は最近は草むしりをする場所を、花を植えているところと畑だけと決めて、そこしかやらない。あとは夫が草刈り機で時々適当に刈るだけ。また、草はほんの短いうちに抜く習慣を付けておくと、根も張っていなくて簡単に抜けるし、手に負えなくなるくらいに増えることも少ない。

また、手だけで抜こうとすると、バネ指になりやすいので、右手に小さなスコップを持ち草の根元にちょこっと差し込んでから左手で抜くと、利き手の右手を傷めることは絶対にないし、左手で簡単に抜ける。

このようなやり方で、雨上がりを狙って草むしりをするようにしてからは、バネ指には全くならなくなった。

膝痛にならないためには、低めのお風呂のイスのようなものに腰かけながらやるようにしている。私はお風呂のイズだとちょっと高くてやりずらいので、夫に丁度いい高さの物を作ってもらった。ただし、これを使いながら草むしりするのは、移動がちょっと面倒だ。でも、膝痛になるよりはマシと思って使っている。

私はやらないけれども、膝にプロテクターのようなものをはめて、ハイハイするようにしながら草を抜くという人もいる。

田舎暮らしを始めたあなたがもしこの記事を読んでいたら、夏が終わるまでまだまだ長いけれど、お互いに草むしりがんばりましょうね。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

雨とお日様の力

畑でいろいろな野菜を育てていると、雨とお日様の力は本当にスゴイなあと思う。植えたばかりの苗は根がまだ短かったりよく張ってなかったりするので、カンカン照りの日が長く続くと元気がなくなり、最悪の場合枯れてしまうこともある。それで、そういうときにはある程度根が張るまで、朝夕土の状態を見ながら水やりをする。それでなんとか生きてるなあという感じを保てる。

しかし、ここでザーッと一日雨が降ると、その翌日には苗は生き生きとした緑となり、なんだか一回り大きくなった感じさえする。如雨露での水やりなど頑張って毎日やっても、雨には全然かなわないのだ。

そして雨上がりにいいお天気になると、苗たちはがぜん張り切って伸びるような気がする。

都会で庭なしの生活をしていた頃には、こんなことはほとんど意識したこともなかった。自然の不思議さ、スゴさ、美しさなどに毎日触れていると、本当にありがたいことだなあと思う。

うちの畑も、だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

イチゴの運命

去年の春イチゴの苗を3株畑に植えた。イチゴはこの地方では秋に植えておき冬を越して5~6月ごろ収穫するのが良いようで、去年は少ししか実は採れなかった。しかし、その後3株のイチゴはものすごくたくさんのランナーを伸ばし、秋には軽く100を超える子株、孫株が育った。

イチゴは親株は次の年にほとんど実が付かないらしいので処分し、子株、孫株をきれいに耕してマルチを張った場所に20株ほどきちんと植えて冬越しさせた。たくさんの残った株はきちんと植える場所をそれ以上確保できないので、家の西側の雑草だらけの畑ではない斜面に捨てるような感じで適当に植えた。

冬の間は寒いのでほとんど畑の様子など見に行かない。春になって見に行ってみると、なんとマルチを張って寒さからきちんと保護したはずのイチゴは、新芽をナメクジにかじられて半数が枯れかかっていた。

ところが捨てたも同然の斜面のイチゴたちは、雑草に囲まれながら生き生きと葉を伸ばしていた。そして現在は白い花をたくさん付けている。

環境というのは大事なのだなと思うけれど、どんな環境がいいのかは本を読んだだけではわからないこともある。本に出ていた通りにやってみても、思わぬ邪魔が入ったりしてうまく行かないこともある。それとは逆に、たまたまそれがおかれた場所が、思いがけずそれにとって居心地の良い場所で、勝手に元気に育ってくれることもある。

野菜を育てていると、食べるのがもちろん一番の楽しみなのだが、その他にもこういう発見がいろいろとあり、本当に面白いものだなあと思う。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。


長ネギ120本植えますが、なにか・・・

私は家庭菜園を楽しんでいるのだが、都会の友人にその話をすると、ビックリされることが多い。先日も「これから長ネギを120本植えるんだよ。」と言ったら、「えーーー、そんなに植えて道の駅とか直売所なんかで売るつもりなの??」と言われた。

玉ねぎなどはもっとたくさんで、11月に200本くらいの苗を植える。

私は自分が以前都会に住んでいたので、友人がビックリする気持ちはなんとなくわかる。そんなに作ったら食べきれるわけがないと思うのだろう。私も都会に住んでいた頃には、野菜なんてたくさん買ったら食べきれなくて腐らせてしまうから、少しずつしか買わなかった。

しかし、長ネギなどは食べたいときに畑から掘ってきて食べればよいのだし、真冬の土が凍って掘れない時期には晩秋のうちに掘って斜め切りにして冷凍保存しておいたものを、鍋料理やスープの材料に使える。そして冬を越して春になると長ネギがまたまた元気になってくるので、ネギ坊主が出る前なら生で美味しく食べられる。そのネギ坊主でさえ、天ぷらにすると美味しい。

こんな感じで、少しずつ長期間に渡って食べられるし、親戚や友人におすそ分けしたりもするので、120本植えても無駄にすることはない。もっと植えてもいいくらいだ。

タマネギなどは、6~7月ごろ収穫したら葉っぱを切らずに5つ位ずつ束ねて風通しの良い日陰に干しておくと、品種によってはお正月頃まで食べられる。また暇なときにみじん切りにして30分くらい炒めて飴色玉ねぎを作って冷凍しておけば、カレーやシチューを作るときに便利だ。飴色玉ねぎにするとかさも減るので保存しやすい。

加熱用トマトのシシリアンルージュなども1~2本苗を植えると驚くほど沢山採れるけれど、生のままジプ〇ックなどの冷凍保存袋に入れて冷凍しておけば、使いたいときに湯剥きしなくても簡単に皮が剥け、美味しいトマトソースが作れる。

この地域では連休明けくらいにトマト、ピーマン、キュウリ、ナスといった定番野菜の苗を植える。

今年の畑も楽しみだなぁーーー、だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

野菜をもらったりあげたりするときのこと

田舎では野菜をもらうことが多い。これはだいたい多く採れ過ぎてしまって困っているからくれる場合が多い。くれる方が農家の場合は、規格外で省くものを捨てるのがもったいないからくれることもある。

そしてくれる方の性格によって、くれるものの状態は様々である。

自分は出来の悪いものから食べて、他人にはとてもきれいで美味しそうなものを選んでくれる人もいれば、その逆に自分はいいものを食べて、人には出来の悪いものをくれる人もいる。また農家のはぶきにもいろいろあって、素人が見たらどこがいけないのか全くわからないようないいものをくれる人もいるし、ただスーパーのポリ袋に入れただけの状態でず~~っと1年冷凍保存してあった霜だらけで冷凍庫臭プンプンのトウモロコシをくれる人もいる。

そしてくれた後も様々である。

もらってばかりでは申し訳ないと思いちょっとしたお菓子などを買ってお返しをすると、要らないものをもらってもらったのにお返しをもらっては済まないと思うのか、その後はくれなくなってしまう人もいれば、冷蔵庫臭プンプンの霜だらけのトウモロコシをもらったあとお返しをしないでいたら、「人にものをもらったらお返しをするのが常識だ。」と面と向かっておっしゃる人もいる。

ここ数年は自分の畑が充実してきたので、夏場はほとんど野菜を買わずに済むくらいになった。くれる人もうちの畑の状態を見て、作っていないものだけをくれるようになってきたので、こちらも相手の作ってないものを差し上げるようにしている。

うちでは、トマト、キュウリ、ピーマン、ジャガイモといった定番の野菜の他に、オカヒジキ、オクラ、空芯菜なども作っていて、それらは誰もが作っているわけではないので、結構喜ばれる。

よく虫が食った野菜は美味しいから虫が食うのだという人がいるが、それは必ずしも正しくはないようだ。有機無農薬栽培でも、水はけ日当たり土の状態など環境を整えて野菜が健康な状態で生育出来れば、虫や病気に強くなりあまり害虫の被害を受けないのだ。薬剤を使うわけではないので、まったく虫にやられないということはないが、ほとんど被害を受けずに収穫までもっていくことは可能なのだ。肥料が多すぎると虫や病気に弱くなるとも言われている。

ということで、いろいろ書いたけれども、私は他人にものを上げるときには、自分がもらって嬉しいようなものをあげるように心がけたいと思う。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

春は優しい

だいぶ暖かくなってきたので、数日前から畑や庭の作業をいろいろと行っている。本当は去年の秋の終わりに牛糞堆肥を畑に混ぜ込んでおくと良かったのだが、なんとなく気持ちが畑に向かわず億劫に思っているうちに、母の病状が悪化し始め、畑どころではなくなってしまった。母の話はまだなんとなく書けない。

完熟している堆肥ならば、苗を植え付けたり種を蒔いたりする1ヶ月前までに土に混ぜ込めば大丈夫だと思うので、春になってから頑張ることにした。畑で作業していると生きている実感が湧いてくる。土のパワーをヒシヒシと感じる。

花壇ではクロッカスが咲き、水仙やチューリップの芽があちこちに顔を出している。母からもらった4種類のクリスマスローズも少しずつ咲き始めている。

この辺は冬が厳しく長いだけに、春の気配には気持ちが膨らむ。春は優しいと思う。

だんだん良くなっていく、だんだん良くなっていく。

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